カテゴリー  [ これまでの日々~2008 ]

これまでの日々~2008

全国ツアー終了!

千秋楽のいわきでは、幅広い年齢層のお客様がたくさん劇場に駆けつけてくださった。
急遽2階席も解放。
そういえば「アトミック・サバイバー」の初演の時も、回を重ねるごとにお客様が増えていって、千秋楽は超満員だったことを思い出した。
開場してから4人の俳優達は、劇場内至る所を放牧された羊のようにふらふらと歩き回っているのだが、どんどん集まってくるお客さんのパワーに押され、まるで牧羊犬に誘導される羊のように次第に舞台に集結。
”よ~しみるぞ~”とこの日を楽しみにしていたという感じで、客席は活気づいていた。
始終笑いが起こった。
観客のエネルギーと集中力が、俳優の身体を巡って循環していく。
俳優や、スタッフ、観客、劇場空間によって作品の息づかいも変わってくる。
結果、全国各地どれひとつ同じものはなく、どれも独自のもののようで、場所が変わる度に新しい作品が出来上がっていくような感じがした。
やっぱり舞台って”なまもの”なんだなと思った。
千秋楽にあわせて体力の配分をしてきていたので、打ち上げではすっかり抜け殻のような状態に。
おそらくメンバーの誰もが同じ状態だったに違いない。
それでも明け方まで、この再演・全国ツアーが無事終了したことを祝い、再再演へと夢をふくらませた。
翌朝帰京する電車の中で、倒したシートにぐったりと死んだように眠りに就いてしまった。
上野に近づき、そろそろ降りる準備をと目を覚ましたら、私のスーツケースの上に”ウコンの力”が・・・。
この旅の間、スタッフからなぜか欠かさずプレゼントされていた品だった。
でもいったい誰が?周りに知り合いは誰もいない。
唯一同じ電車で帰っていたNさんに聞いても、自分じゃないという。
誰が?なんで私に?そんなに具合悪そうだったのか?
それにしてもよりによって愛飲していた”ウコンの力”だっただけに、あやうく寝ぼけざまに飲んでしまうところだった。(一応御厚意には感謝。)
アリオスの皆様、いわき市の皆様、そしてこの作品の再演・全国ツアー実現にむけて奔走してくださった方々、この作品を受け入れてくださった高知県立美術館、川崎アートセンター、深川市文化交流ホール、いわき芸術文化交流館の関係者の方々、観客の皆様ほんとうにありがとうございました。
また会う日まで。。。
..2008年10月12日(日) No.313


全国ツアーinいわき No.1

暖かい、というか、暑い。
深川(北海道)の気温とものすごい差がある。
日本がいかに縦に長い国かということを身をもって感じさせられた。
東京からいわきまでJRのスーパーひたちで2時間半。
一昨年、福島原発に見学に来たときと駅周辺の様子が違う。
ずいぶん駅周辺の開発が行われていて、大きなビルが建っていたりして、とても同じいわきだとは思えなかった。
そしてあの時は、東京駅から深夜バスに長時間揺られて、メンバー一同ぐったりして到着したいわきだったが、今回は電車での移動。スーパーひたちで2時間半♪
すごい進歩だ。
..2008年10月7日(火) No.312


全国ツアーin深川

空がなんと広いこと!
空気がおいしい!お米がおいしい!
劇場の近くには石狩川が。私は熊が鮭を捕っている姿が見たかったんだけど、もっともっと上流だし、今は狩りをする時期ではないらしかった・・・。
深川は、北海道の旭川の西側。
昼は17?くらいだけど、夜は5?くらいになる。寒い!!
私はダウンジャケットを圧縮袋に入れて持って行ってたのだが、これが大活躍。
毎日、石狩川の土手を散歩しつつ町を探索し、「ア・エール」という深川市の温水プールで泳いで、なんと全長20数メートルもあるスライダーを飽きるまで滑って(施設の職員の方々曰く、このプールができて以来、子供以外の女性で滑ったのが私が初めてだとか・・・?!)、そのあと職員の方に教えていただいた「今保羅(コンポラ)」という、これまたおいしいおいしいパスタ屋さんでランチを食べて、劇場入りするという毎日を送った。
このパスタ屋さんの店内で小さな展覧会があって、レンガの壁一面に「工房ちくし」(ちっぷべつ)の方々の羊毛を手紡ぎして編んだマフラーなどの作品が陳列されていた。
そこでマフラーを購入し、これで防寒対策は万全。
なにせ深川の人たちは、札幌のことを”南国”と呼ぶのだから、やはりここ深川は”北国”なのだ。
日本の南方に生まれ育った私にとって、これはカルチャーショックだった。

本番は2ステージある。
人口2万4000人。しかも深川は、農業が盛んな地。
この時期お米の収穫まっただ中で、地元の人たちも「お米の刈り入れ時期で朝から晩まで忙しくて、演劇観に行ってる暇がないよ。」と言う。
それに輪をかけて、あちこちで”町内会の焼肉大会”やらイベントが盛りだくさん。
どれくらいの人が観に来てくれるだろう・・・と、どきどき。
700席近くある客席に、お客様は各回40人前後とほんとうに少なかった。
一人一人に話しかけながら、表情を伺いながら、まるでコンパニオンのお姉さんがツアー客を引き連れて、施設内を案内しているようなこれまでにない感覚を味わった。
広い空間が40人の息遣いで満たされ、不思議なほど劇場の広さを感じさせなかった。
終演後、一瞬の静けさの後、めいっぱいの大きな拍手が起こった。
「み・らい」の劇場関係者の方々、ご来場くださった深川のみなさん、また遠路はるばる大陸を越え?ご来場くださった方々、どうもありがとうございました。
そして、プールで会って劇場に駆けつけてくださった方々、ありがとうございました。
ちなみに「ア・エール」というプールの名前は市民公募で決まったらしく「プールで出会った人と友達になり、また会える場所にしたい」との願いが込められているそうです。
私の深川での出会の数々は、「ア・エール」から始まったのでした。
..2008年10月5日(日) No.311


全国ツアーin川崎

二日間の公演が無事終わった。
観に来てくださった多くの方々どうもありがとうございました。
初演時よりも、観客の方々のエネルギー問題に対する意識が高まってきているように感じた。
この1年半で、世界の情勢や、環境の急激な変化が、生活に影響を及ぼし、身近な問題として切実に感じるようになったのかも知れない。
二日目はとても現場が盛り上がった。
これでもかというほど、ハプニングが続出。
実際にあってはならない事故も多発。
そういえば、初演の時も毎回何かハプニングがあって、すんなりまともに最後までいった試しがなかったことを思い出した。
小道具はすべて段ボールなので、扱い方一つでその寿命を左右する。
今回再演にあたって、さらに高性能に強化して作り直されていたり、私たちの小道具への接し方もずいぶん慣れて、あまり事故が起きなくなっていた。
でもやはり段ボール、地方巡業で何度もばらされ、梱包してはトラックに積み込まれ、南へ北へと長距離を移動して、かなりの負担がかかっているはず。。。
最終日に廃炉間近い原発になっているかもしれない。
それはそれでまたリアルだけど・・・。

この作品は、原子力エネルギーがテーマとあって、”原子力、原発”といっただけで、観るのがおっくうになりがちなのですが、とにかく一度観てください!観ていただければ、この新しい演劇作品の面白さを十分に感じていただけると思います。
次は北海道の深川市での公演です。
深川市のみなさま、深川近郊にお住まいの方々、この時期北海道を旅していらっしゃる方々、ぜひ劇場にいらしてください。
ご来場心よりお待ちしております。

10月4日(土) 19:00開演/5日(日) 15:00開演
深川市文化交流ホール み・らい  ホール
http://www2.plala.or.jp/f_mirai/miraiindex.html
..2008年9月29日(月) No.310


ツアー初日

台風一過の晴天。さすが南国土佐。真夏のようだ。
生の柚子ジュースを店頭でいただいて劇場入り。
地方のお客さんの反応ってどんなだろう?と、ドキドキ、ワクワク。
終演後、鳴りやまない拍手。
ロビーでのアフタートークの後、一人の少女が駆け寄ってきた。
目をきらきらと輝かせて、堰を切ったように言葉があふれてきた。
この作品を観た感動が、静かに震える彼女の身体に現れていた。
高知に住むもっとたくさんの人に観てもらいたかった、という声もあった。
うれしかった。
望まれる限り、この作品をやり続けられたらいいな、と思った。
..2008年9月20日(土) No.309


全国ツアー

夢にまで見た「アトミック・サバイバー」の全国ツアー、いよいよ始まりました。
ツアー最初の地高知に着いたときは、これが現実なのか夢なのか、高知にいるけどほんとに自分はここにいるのかよくわからず、ふと「夢じゃないよね??」とN.Tに聞いてしまった。
「夢じゃないですよっ!!現実ですよっ!!」と諭され、そこからエンジン全開。
戻りガツオに、かつおの白焼き、椎茸の天ぷら、どろめ、柚子ジュース、ちゃんばら貝・・・、もうこの時期はおいしい食べ物がわんさかあるある。
既製品の衣裳(コンパニオンの制服)があつらえたように、全身いたるところのサイズがぴったりなので、1?でも太るわけにはいかない。
今は食欲の秋。この先旅する土地土地のおいしい食べ物を目の前にして、食欲をどこまで抑えられるか、自分との戦いだ・・・。
..2008年9月19日(金) No.308


せみ

連日の暑さ、すいか、そうめん、かき氷、夏休み、花火大会、盆踊り大会、海水浴・・・・。
夏だ、今年も夏が来た!
でも何かが違う。何だろう例年にない身体の感覚のバランスの悪さ。
と、昨日住宅街の民家のかべに静かに張り付いてるせみを発見した。
そうだ、もう8月だというのに、まだせみの声を聞いてなかったんだ。
うだるような暑さの中で、これでもかと言わんばかりに聴覚を刺激し、時には神経を苛立たせ夏の暑さを倍増させてくれる、彼らの命がけの声。
今朝、その一匹の鳴き声なのか、孤独に、仲間を捜しているかのように、必死に鳴いていた。
返事・・・なし。
しばらく経つと遠くの方から一斉に鳴き声が!
やっぱりこれこれ。
..2008年8月5日(火) No.307


特別な日

今日は友人H.Tの誕生日。前日から仲間のN氏の手料理とケーキとお酒で、泊まり込みのお祝い。
そして、誕生日をなんともゆったりの~んびりと、食事したり、お茶をしながらお喋りを楽しんで、夕方から森美術館へ。(英国美術の現代史:ターナー賞の歩み展。7/13まで。閉館22:00)
でもその前にウィンドショッピングや、食事を楽しみ、20:00になってようやく美術館にたどり着いた。なんと充実した一日。こんなにも1日という時間を、プライベートな時間を満喫したことはここしばらくなかった。
時間の流れはまるで今日の特別な日を祝ってくれるかのようにゆっくりと流れていく。
一つ一つの作品をじっくり見てアートの世界に浸っていると、突然係の人がやってきて
「お客様申し訳ございません。閉館となります。」
「え?!今何時ですか?」
「10時(22:00)でございます。」
何と友人の時計は美術館に入った時間、8時で止まっていた。
時計までも私たちに時間を感じさせなかった・・・。
まだ見ていない最後の映像作品をちらりとのぞくとアートの世界から抜け出した。
と、そこへ何やらアップテンポの曲が・・・。導かれるようにたどり着いたのが”ミュージアムカフェ”。
今日は日曜の夜で店内はがらがら。メニューを見るとドリンクもけっこういい値段。
「今日は誕生日だし、まっいいか」と店内へ。
あいにくの雨で、夜景は雲に遮られたりしているものの、かすんだ中に見える都会の街並みもなかなかいいもの。
ドリンク1杯で乾杯すると、我が子の誕生日を記録する母親のように、友人をあらゆる角度から写メを撮る。しまいには従業員の方がやってきて、二人の記念写メを撮ってくれた。
まるで、ベルリンで過ごした日々のような時間の流れ。
二人で思い出話に浸っていると、サプラ~イズ!!お店からのお祝いが!!
こんな素晴らしい気配りができるなんて、まさにドイツっぽい。
口が広いソーサー型のシャンパングラスに、ケンカしないように(^^;)ちゃんと二切れずつ5種類のフルーツが。真ん中に小さな赤いバラが一輪まるでろうそくの明かりのように輝いている。
友人や家族や、誰か他の人の特別な日は、祝うものにとっても特別な日となる。
たくさんの幸せをあやかった、一年に一度の特別な日だった。
..2008年6月22日(日) No.306


出会い

帰宅途中、道ばたに段ボールが置いてあった。もしかして、捨て猫?捨て犬?
動物と一緒にいられる住宅環境ではないのに、わくわくして近づいていった。
子供の頃はこうして捨てられた動物を拾っては飼い、拾っては飼い、たくさんの動物と共に大きくなった。
段ボールの中をのぞくと、動物の姿はなく、引き抜かれた植物がビニール袋に7~8本ずつ小分けにされて入っていた。
そして段ボールのふたに何やらメッセージが・・・。「虎の尾。9月になるとピンクの花を咲かせます。」
どんな花だかわからなかったが、残り2袋。こうして道ばたに置かれてかなりの時間が経っていたのだろう。もうしおれてしまっている。
植え替えてもだめかもしれないな、と思いつつも、もう少しこの状態に耐えられそうな方を残し、1袋を持ち帰った。
一晩水につけておいたけど、しおれたまま。
がんばれ!!と声をかけつつプランターに植え替えた。
秋にピンクの花に会えるかな~?
..2008年5月20日(火) No.305


五月

早いもので、もう5月!
部屋の整理整頓から始まって、大掃除が始まって、なんとも快適な自分の時間がもてるようになり、心地いい気候もあいまって、のんびりぼけ~っとしてしまった。
これは部屋が居心地よすぎるせいだろうかと、家具の配置換えをやってみたら、あまりにも居心地が悪くなり、結局もと通りに・・・。
腰が・・・、肩が痛い・・・。
もうこれでよしとする!
かれこれ一ヶ月近くこんなことして過ごしてました。
..2008年5月12日(月) No.304


ご無沙汰してます。

もうすっかり春の陽気に包まれて、梅の花も満開になって、景色が鮮やかに彩られてきました。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
間もなく新作「エコノミック・ファンタスマゴリア」が本番を迎えます。
今回のテーマは「経済」。また、いろんなところで取材をしたり、リサーチして、毎日作品創りに取り組んでいます。
生活とこれだけ結びついてるのに、経済のことって、これまであえて避けて通ってきていたという感じでした。
今やグローバル化で、どこをとってきても世界がついてまわるから、今回の経済のテーマは究極の大きなテーマでした。
でもいろんな角度から、今の時代に生きるわたしたちを見てみると、厳しい状況の中みんなよくやってる、ん?元気を取り戻せるかも?と思えるようになりました。
今回は大きな世界をコンパクトに凝縮して、舞台・客席に小さな世界(街)を創って、映画や、映像、歌、音楽、劇場中継などを盛り込んで、この時代を突破していくための方法を探ってます。
ぜひぜひ観にいらしてください。
ご来場心よりお待ちしてます。

詳しい情報はこちらです。
http://kawasaki-ac.jp/theater/080327/index.html
..2008年3月12日(水) No.303
スポンサーサイト
*
○ 2010/01/14 15:13 ● これまでの日々~2008Trackback:0 ● Comment:-○
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
Web page translation
月別アーカイブ
最近のトラックバック