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これまでの日々~2006

劇場中継のお知らせ

12月17日に演劇集団円の岸田今日子さんが逝去されました。
岸田今日子さんの追悼として、以下の通り再放送による特別枠を編成致します。
12月25日(月)午前2時15分~4時18分30秒 NHK教育テレビ
「芸術劇場」(1999年12月19日放送)
   舞台中継『遠い日々の人』作・演出:平田オリザ 94分
 
「ステージドア」(1996年9月8日放送)
   聞き手:松岡和子 29分
この『遠い日々の人』は1999年9月29日~10月10日までシアタートラムにて上演された作品です。
この作品で、私は岸田今日子さんと最後に親子で共演しました。
また、作品が紀伊國屋演劇賞を受賞し、岸田今日子さんは読売演劇大賞優秀女優賞を受賞しています。
急なお知らせで、しかも深夜の放送で、お休みになられている時間だと思いますが、
ビデオ等に録画して見て頂けると幸いです。
..2006年12月23日(土) No.286


混線

携帯電話で酉の市に出かけた知人と話してたら、どうも違う人が、しかも違う返事を返してくることに気づいた。私の幻聴かと耳を疑い、恐る恐る会話を続けたが相変わらず知人の声に重なって、何やらなまぬる~い、いや~な声が聞こえてくる。幻聴じゃなかった。
確かに人が混み合ってる場所なんだけど、こんなことってあるんだろうか?驚いた・・・。
..2006年11月28日(火) No.285




ずいぶん寒くなりました。
ふと気付けばもうクリスマス商戦も始まり、すっかり年末に近づいてました。
今月は観たい作品がたくさんあって、あちこち駆けずりまわってました。
「I'm not the only one」(コンスタンツァ・マクラス/コンスタンツァ・マクラス&ドーキーパーク)、「NUE」(宮沢章夫作・演出)、「一方通行路~サルタヒコへの旅」(PortB)、「I want to go home」(ギリェルメ・ボテリョ/アリアス)、「都市と演劇 東京vsベルリン」(シンポジウム)、「日展」、「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」、「開運ラジオ」(平田俊子作・平田満演出)。
芸術の秋です。あと食欲の秋も実践中です。
そして、昨年から受け始めたインフルエンザ予防接種。今年も接種しました。
インフルエンザにかかって死にそうになってた時に比べて、はるかに快適に冬が過ごせる。
接種したことで安心を得られる。
..2006年11月20日(月) No.284


発表会

約2ヶ月間、豊島区主催の「読み聞かせ実践講座~心に響くドラマリーディング」に講師として参加し、今日はその成果発表会だった。
参加者は豊島区在住・在勤・在学の10代~60代の、今後地域でのボランティアスタッフを目指す人達だ。人前に出て何かをやったことがないという人から、すでに公共施設などでボランティア活動してる人まで様々だ。
初めの頃は、リーディングって、朗読ってこんな感じ・・・といった固定観念がすでに身体をがんじがらめにしてしまう傾向にあった。でも、表現にはたくさんの方法(可能性)があって、リーディングの決まった表現なんて一切ないんだってことをのみこんでから、突然みんなの身体が生き生きとしだし、目が輝き、奇抜なアイデアがぽんぽん出てくるようになった。
そんな中での発表会。勉強や、育児や、家事や、仕事の合間を縫って稽古し、リハーサルも限られた時間でしか行えず、緊張しすぎて急に自信をなくしてか発表会に出たくないと言い出す人も現れた。スタッフ陣もはらはらドキドキ。
そして迎えた本番。最高に素晴らしかった。いい緊張感を保ったまま、仲間を支え合いつつ、一人一人が作品に集中して、何よりも楽しんで生き生きと観客に語る姿は、その名の通り“心に響くドラマリーディング”そのものだった。
..2006年9月23日(土) No.283


グ~テン タ~ク!

ああ、もう秋なのね・・・。
2ヶ月間(前期1ヶ月・後期1ヶ月)のドイツ語夏期集中講座が終了しました。
私は、小さい頃から飽きっぽい性格で、習い事とか最後までやれた試しが無く、唯一長く続けられた演劇を職業としたようなもので、このドイツ語講座を最後まで休まず通えたことに自分の意外な一面を見てしまった。
でもこの続けられた要因には素晴らしい講師に出会えたことが大きかった。
内容充実、早い(授業の進行)、厳しい、楽しい、宿題多い、アフターケアの充実。
クラス全員やる気倍増。途中脱落しそうになる仲間を支え合うくらいに仲間意識も芽生え、みんなめきめきと成長していった。(私も支えられたうちの一人)
そして何よりも先生の生きる姿に誰もが感化され、新たな人生の目標を発見する人が何人もいた。ドイツ語を続けて海外進出を目指す人はもちろんのこと、異なる言語にふれたことで作家を目指す人まで現れた。これってすごいよね。
今年の夏はとてもいい出会いのもと、充実した、刺激的な日々を過ごし、ちょっと特別な夏だったのでした。
..2006年9月21日(木) No.282


グーテン ターク!?

ドイツ語講座に通って、はや2週間が経過しました。
真新しい教科書と辞書と筆記用具をバッグに入れて、教科書の机で向き合う初対面の仲間達。
通学するときのワクワク感、足取りの軽さは、まるで小学校に入学した時と同じ感覚。
背負ってもないのに、ピカピカのランドセルを背中に感じる。
先生も子供に教えるようにまずは”グ~テン、タ~ク”。
自転車でいうと、最初の頃の私はそよ風を感じながら楽しく軽快に走っていた。
最近はどうも上り坂らしく、おまけに日照りでじりじりと肌を焼かれ、ギアチェンジしたってのに必死で立ち漕ぎしてる状態。
毎日出る宿題。そして家に帰ってメールを開けると誰かしらから届いているドイツ語のメール。辞書を引きつつ訳しては、まだ知らない文法やら覚えたばかりの文法やら単語を使って必死で返事を書くといった毎日。
ドイツに行ってた頃、耳から入ってくるのも、目から入ってくるのもドイツ語で(当たり前だけど・・・)、毎晩のようにドイツ語で喋ってる夢を見てたんだけど、今その状態。
毎日夢の中で、必死でドイツ語を喋ったり、勉強したりしてて、朝目覚めると徹夜したかのように目の下にクマが・・・・。
相変わらずボディーランゲージを多用する私だけど、言葉がわかると相手のまた違ったところが見えてくるから面白い。
さてと、これから宿題とメールチェックにかかりますか・・・。
..2006年8月7日(月) No.281


再びただいま。

ドイツから帰ったものの、2日後には山口へ行き、帰りに徳島に立ち寄り、やっと本格的に?帰ってきました。
山口では時差ボケ激しく睡眠時間まばらで、おまけに台風の影響で蒸し暑くふらふらしつつも仕事と湯治に勤しんだ。
徳島の実家では、2月に新しくしたばかりという畳にうっすらとカビが・・・。こんなの初めて・・・。
畳屋さんに来てもらったけど、新しい畳には1~2年はカビが発生するとか。特に今年は雨期が長く、湿気がものすごいからだとか。
対処の仕方を教わると、大きな家具も火事場の何とかやらで担ぎ出して、徹底的にカビ退治。
そして帰京。今日やっとヨーロッパの荷物の整理にかかった。
スーツケースを開けると、たくさんの思い出の品が。でももうずいぶん遠い昔のことのよう・・・。
..2006年7月25日(火) No.280


ただいま!

ヨーロッパツアーも無事終わり、帰国しました。
今日は七夕。天高く、天の川を仰ぎ見ながら帰って来るはずだった。
ところが、座席は真ん中のブロックで外は見られず、なかなか夜空にもならず、おまけに5週間の旅の疲れで目が開かず。。。
それから、テポドンの影響で航路も多少変わったとか?
とりあえず、無事に帰ってきました。
..2006年7月7日(金) No.279


旅支度

いよいよ旅支度にかかる。
帰ってくると暑~い夏。
衣替えやら、もろもろの整理、部屋の掃除と出発の前にやらなきゃいけないことがたくさんある。
何か忘れてるような気がする・・・。
セリフだった。ベルリン公演から半年。
半年ってけっこうな長さだ。
いろんなことがあったし、いろんなもの頭に詰め込んだし・・・。
ついつい頭の中から追いやられる記憶もあるわけで・・・。
もうすぐ日本での稽古が始まる。
その名も”思い出し稽古”!
..2006年5月22日(月) No.278


「ヴィム&ドナータ ヴェンタース写真展」

「ヴィム&ドナータ ヴェンタース写真展」を見に、会場のある表参道ヒルズに出かけた。ゴールデンウィークで街も表参道もごったがえしてたけど、お天気がよく、通りを吹き抜ける風が心地よかったのが救いだった。
“ヴィムさんは日本の巨匠、小津安二郎監督を尊敬し、なかでも代表作「東京物語」の冒頭とラストシーンの舞台となった広島県尾道市の訪問を長年夢見ていた。昨年秋にドナータさんと旅を実現して、撮り下ろし写真で展覧会にこぎつけた。”というもの。
奥さんのドナータさんはモノクロで人物がほとんどで、古き良き日本をとらえ、その歴史とか時間を感じさせる写真でした。一方、ヴィムさんはまさに”小津安二郎監督の「東京物語」への旅”といった感じ。でも、映画が撮られてから50年という月日が流れ、すっかり変わり果てた田舎の風景に愕然とし、常に小津さんに「こんなに変わったのをご存じですか?」「こんなに変わっていいのでしょうか、尾道。」「どこへ向かっていこうとしてるんでしょうか、日本。」と、語りかけながら撮っているかのような写真で、奥さんとは違い、風景を、しかも変わってしまった今の風景をとらえていました。またそれが美しかったり、懐かしさを秘めてたりするからとても切ない気持ちになりました。そして私と誕生日が同じ小津さん(誕生日はどうでもいいか)の映画をまた見てみたくなりました。これもヴィムさんの思惑通りなのかもしれない。日本人に“もう一度立ち止まって振り返れ!”と・・・。
..2006年5月6日(土) No.277


久しぶりの休日

やっとこの日が来た!今日は何も予定がない。
ある本の中の登場人物が「ガンジーは週に一日だけ誰とも口をきかない日を作っていたんだって」というセリフがあった。
う~ん確かに大切なことだ。
今日は一日中読書を楽しむことにしよう。
..2006年4月30日(日) No.276


どこが調子悪い?

ラジオのドイツ学講座をMDに録音しているのだが、音声がぷつぷつ途切れてしまう。
朝なんかは電波障害がおきてるのか、ノイズで聞こえなくなったりするから、昼の再放送を録音しているんだけど・・・。
まったく勉強にならない。1秒間聞こえたかと思うと2~3秒途切れ、また1秒間聞こえてくる。
例えば、「みなさんこんにちは。今日もドイツ語講座一緒にがんばりましょう。」が、「み・・・こ・・・き・・・い・・・が・・・ま・・・う”」
すごいストレスがたまってくる。
電波が悪いのか、システムコンポが寿命なのか・・・。
..2006年4月18日(火) No.275


風邪ひいた・・・

もうずいぶん前から風邪気味だったんだけど、常備薬など飲んでごまかしてたけどついに限界に達した。お腹に来た!
喉の痛みに、咳に、微熱に、下痢に、でも食欲はあって・・・、などなど医者に症状を話したらたびたび首をかしげ、精神的なものかもしれないと・・・。
公演が終わるといつもこれだ。
..2006年4月5日(水) No.274


早いもので・・・

やっと、ベルリン滞在記を書き終えたかと思ったら、もう2月半ば・・・。
なんて時が経つのって早いんだろう!
今、3月の舞台「4.48サイコシス」の稽古中。1月頭に稽古が始まってもう1ヶ月半が経っていた。
またまたいつものことだけど、実験的な舞台なもので(これまで以上に実験的!)まだまだ模索の日々が続いている。
この芝居には、10代から60代までの3世代の出演者が揃っている。
そして、15歳の彩美ちゃんが先月無事高校受験に受かったので、今日はそのお祝いパーティーだった。
今時の中学生にしてはほんとにしっかりしているので、ついつい未成年だってことを忘れて、時間も忘れて盛り上がってしまう。
でも「11時になると補導されるんで・・・。」という一言でみんなそそくさと帰り支度を始める。
..2006年2月22日(水) No.273


ちょうど一ヶ月前・・・part12

ベルリンの空港で、飛行機に乗り込むなり吹雪。機内で1時間閉じこめられやっと出発。なので、トランジットのパリで大あわて。何とか東京行きの飛行機に間に合った。
窓からヨーロッパの大地を眺めながら思い出をたどった。
ヨッシには最後まで面倒を見てもらった。強引に私たちの大量の荷物と私たちを車に詰め込んで、自分も運転席に身をよじって乗り込んで空港まで送ってくれたのだ。
車には、4人の身体はもちろんのこと、優しさや思いやり、愛情、友情、それぞれの人生や出会いの記憶、そしてベルリンでの思い出、そしてありがとうという言葉でぎっしり詰まっていてとても重そうだった。それでも、車は軽快に走った。
東京はもの凄く寒かった。何なんだこれは!ベルリンより寒いじゃないか!
..2006年1月27日(金) No.272


ちょうど一ヶ月前・・・part11

今日はクリスマス。再びベルリンに帰ってきた。
ヨッシのお宅におじゃましてクリスマスパーティー。
何だかいつもヨッシといるようだが、私たちが彼の“追っかけ”(今時の若者達は“オリキ”と言うらしい)してるんだから当然だ。私たちは疲れ果ててるけど、ヨッシは元気。
東京のクリスマスってどんななの?とよく聞かれた。もちろん西洋人からしてみたら仏教国の日本だから興味を持つのも当然だろう。
私の日本でのクリスマスのイメージは、街のあちこちからクリスマスソングが流れ、店頭にサンタの格好した従業員が“呼び込み”をしている、とても賑やかな“クリスマス商戦”。
“クリスマスは日本のお正月”と聞いていたがなるほど、ほとんどの店が閉まってるところは同じだなと思った。
どの店も、どの家も、窓はクリスマスの飾りやイルミネーションやろうそくの光で彩られている。そしてとても厳かな雰囲気と静けさが漂っている。イルミネーションの点滅する音が聞こえてきそうなくらいの静けさ。
日本のお正月は、厳かでいて活気があると思った。
そして驚いたのは、電車にホームレスの人が乗り込んできたとき、乗客全員から一斉にコインを持った手が差し延べられたこと。ほとんど反射的に。それをホームレスの人が受け取っていく。この車両だけでもかなりの額になるだろうな~。
今日はクリスマス。特別な何かがあるらしい。
そしてうらやましがってた私がホームに降りると私にも施しが。10戦とを拾った。
今日はクリスマス!
..2006年1月25日(水) No.271


ちょうど一ヶ月前・・・part10

まだまだ度は続く。
何せ物価が高いし(ミュンヘンはとくに高かった)、消費税17%だし、とにかくひやひやしながら旅を続けた。
なので、ミュンヘンからシュトュットガルトまで各駅停車の電車の旅。風景がとても美しく、ドイツに来てやっとリラックスできた。
シュトュットガルトは、とても小さな古い町で美しい教会の鐘の音が鳴り響き、何だか童話の世界に入り込んでしまったかのようなかわいい町だった。
ちょうどヴァイナハツマルクトゥ(クリスマスマーケット)の最終日で、ドイツで有名なここ、シュトュットガルトのヴァイナハツマルクトゥはとても賑わっていた。
ヨッシの案内で屋台を見て回り、グリューヴァイン(ホットワイン)、ソーセージ、ワッフル等々、これぞドイツ!と言った物をたらふく食べた。
屋台で食事をすませると、ヨッシ演出のオペラ『Doctor Faust』を観劇。
素晴らしすぎる!レベルが高すぎる!オペラ歌手達が役者みたいにふつ~に演技をしながら声を響かせて歌っているのだ。もう驚いてしまった。
オペラ歌手って正面切って両足を踏ん張って歌うものだと思ってたから・・・。
スゴイ技術。演技も俳優顔負け。彼らはヨッシと出会えたからこのような技法を発見できたと言っていたが、それを試せるだけの、訓練された身体と声が備わっているということなんだから・・・ほんとにすごい。
完璧と思える作品だった。とても面白かった。
でも何よりも、そんなすごい演出家が私たちを引き連れてクリスマスマーケットを案内してくれてたんだから、ほんとすごい。
..2006年1月23日(月) No.270


ちょうど一ヶ月前・・・part9

ミュンヘンへ。
「”アルペンおろし”ですっごく寒いよ~」って聞かされてた。確かに寒い。雪景色だ。
「ミュンヘンの建物は”ごてっ!ごてっ!ごてっ!”って感じだよ~」って聞かされてた。確かに建物は立派で、彫刻などが施されて”ごてっ!ごてっ!ごてっ!”としてた。
「日本人多いよ~」とも聞かされてた。確かに日本語があちこちから聞こえてくる。おまけに渋谷とかにいそうな若い女の子達が携帯片手に「きゃっ!きゃっ!きゃ~っ!」って言って私とすれ違った。
夜、ヨッシ・ヴィーラー演出の『DIE BAKCHEN』を観劇。終演後出演者達と食事をしてたら突然ヨッシがやってきて、パーティーに誘われた。私に会わせたい人がいると・・・。
なんと8年前ヨッシと出会えた作品『パウル氏』の作家、タンクレート・ドルストさんの8○歳の誕生パーティーだった。実物を目の前にして、感激で身体が震えた。今でも私(アニータ)の舞台写真を書斎の机の上に飾ってくださってるとか。
何だか夢のような時間だった。
..2006年1月20日(金) No.269


ちょうど一ヶ月前・・・part8

寒いベルリンの12月。到着して2日目、ホテルの部屋にてんとうむしを発見。
窓から逃がしてやった。
街の雑貨店などで、よくてんとうむしグッズ売っている。
ドイツではてんとうむしは幸運のシンボルだとか。
と言うことは、私がホテルの部屋から逃したものは”幸運”なのか・・・。
この話をドイツ人にしたら、信じてくれなかった。「今の時期にてんとうむしはいない」とのこと。
しつこく真実を訴えていくうちに、とてもラッキーな出来事だったのかもしれないと、すごく幸せな気分になった。
それ以来、てんとうむしが大好きになった。単純だ・・・。
..2006年1月17日(火) No.268



ちょうど一ヶ月前・・・part7

日本もさることながら、ドイツの失業率も非常に高く、街のいたるところにホームレスの人達がいる。しかも、ドイツでは一カ所に留まることが許されていないため、日本のように歩道の隅に座り込んだり、地下鉄の通路にいるホームレスはいない。と言うことは、ひたすら移動し続けているってことだ。
驚いたのは、「飲み物が欲しいから小銭をくれないか」と声をかける若者にみんな親切にお金を恵んでたことだ。日本では考えられない。
電車の中でもホームレスが乗り込んできて車内を歩き始めると、あちこちからコインを持った手が差し延べられる。
また、アーティストが車内でギターやらバイオリンやら賑やかに演奏を始める。日本の電車の中でこんなことしたら、迷惑がってしかめっ面になる人もいるだろう。ドイツではみんな彼らの演奏に耳を傾ける。演奏が終わるとコインを持った手が差し延べられる。
物価が高いからお金が底をついてきた。私もいざとなったら救いを求めるしかないと思った。
..2006年1月14日(土) No.267


ちょうど一ヶ月前・・・part6

今日は私のゲボルツターク(誕生日)。朝から食料の買い出し。
日本の誕生日は、友人がバースデーケーキ等を用意してお祝いしてくれる。
ところがドイツの誕生日は逆で、誕生日の本人がケーキを作って、料理を作って、友人を招いて「さあ、私をお祝いしてちょうだい!」となる。
”郷に入っては郷に従え”で私も挑戦してみようかと思ったけど・・・、とっても料理の上手な人がたくさんいて、私はひたすらニンニクの皮むきとタマネギのみじん切りをやった。
小平役の田島くんの創作料理・オニオンスープと牛肉料理、あべちゃんのトマトパスタetc・・・。私はテーブルに着いたっきり、次から次へと出される料理をたいらげていく。おいしい料理をひたすら食べて、おいしいフォアグラのできあがりと言った感じ。
ありがとう。
..2006年1月12日(木) No.266


ちょうど一ヶ月前・・・part5

無事千秋楽を迎える。
終演後、楽屋前の廊下にスタッフ・キャスト全員集まり、ゼクト(シャンぺン)で乾杯。
紆余曲折を経てのベルリン公演。おくればせながら、ベルリンへ来たという実感。感無量。
打ち上げは中華料理屋で。(早じまいの飲食店が多い中、中華料理屋は遅くまで営業している)毎日、パンとハムとチーズという食生活だったので、料理を片っ端からむさぼるように食べた。
と、ヨッシが「ちょうど舞台が終わった時間に、日本は12日になりました。そして清美の誕生日です。」一斉に拍手が起きて、ケーキが現れた。みんなから心のこもったプレゼントをいただいた。その後もベルリン時間の深夜0:00、再び私の誕生日がやってきて・・・ずっとずっとお祝いしてくれた。
生まれてきてよかった・・・。生きててよかった・・・。そんな深い喜びを感じさせてくれる大きな大きな愛をありがとう。
..2006年1月11日(水) No.265


ちょうど一ヶ月前・・・part4

この日は、15:00~と20:00~の2ステージだった。ベルリンでは、毎日いたるところで芝居を演ってるんだけど、マチネの公演がない。観客も昼間に芝居を観る週間がないから、マチネのチケットが販売されてることすら知らない人がいると聞いた。
なるほど空席が目立つ。ソワレよりも観客のテンションが低い。
年々マチネが増える傾向にある日本とは大違いだった。
2ステージの後、この日はアフタートークがあった。会場であるロビーは、大勢の観客であふれていた。急遽参加することになった私のために、ドイツ文化センターの山口真樹子さんが通訳に入ってくれた。
ものすごい勢いで交わされる会話。“これか~。これがドイツのアフタートークか~。”
感心している場合じゃない。やがて質問の矛先が私に向けられた。
「藝黒人の演出家と、どうやってコミュニケーションを図るのか?」、「日本の観客とベルリンの観客の違いはあるか?」、「日本では、俳優は演出家のいいなりになると聞くが本当なのか?」、「外国人の演出家と一緒にやったことで、俳優として変わったところはあるか?」などなど。
舌足らずな私の返答をかなり意訳してもらって観客に伝えてもらった。ダンケシェ~ン。
くたくた・・・。
..2006年1月10日(火) No.264


ちょうど一ヶ月前・・・part3

ベルリンでは毎日のようにレベルの高い、面白い舞台があちこちで演られていて、しかも料金はだいたい2000円くらいで観られる。
みんな芝居が大好きで、たくさんの人達が劇場に足を運ぶ。
そんな目の肥えたベルリンの観客に「四谷怪談」はどう映るんだろう・・・。期待と不安が入り交じる。
そして、いよいよ初日の幕が開いた。
観客の熱い視線が身体に突き刺さる。それとともに感じる、強い一体感。同じ空間で、同じ時間を共有しているんだという実感。
鳴りやまない拍手。受け入れられたことを実感した瞬間だった。
..2006年1月8日(日) No.263


ちょうど一ヶ月前・・・part2

相次ぐ盗難事件と紛失騒ぎ。
私は難を逃れたが、ベルリンに来て早々警察のお世話になる。
気を取り直して稽古に励む。
稽古場が何と”シャウビューネ”の稽古場。私がリーディングで参加した作品「4.48サイコシス」や「エルドラド」、昨年来日してパブリックシアターで上演した「ノラ」「火の顔」などがこの稽古場で創られたのかと思うと、感激のあまり身震いした。
ベルリン郊外にある古い建物で、確か倉庫を改造したものだったと思う。板張りの床、高い天井、広い空間。とても居心地が良く、なるほど驚くほどに集中力が高まり、創作意欲が湧いてくる。
..2006年1月4日(水) No.262


ちょうど一ヶ月前・・・part1

初めてのヨーロッパ。
飛行機はフランスで乗り継ぎベルリンへ。ところが、私たちが乗り込む飛行機が故障。
別の飛行機をチャーターして、2時間遅れてベルリンに到着。
さっそく次の日、四谷怪談のメンバー全員で、「四谷怪談」を上演するベルリナー フェストシュピールへ”DV8 physical Theatre"の「Just for Show」を見に行く。
開演5分前、突然の停電。劇場だけかと思ったら、なんとこの劇場のある地域一帯。
初めての街ベルリン。真っ暗なベルリン・・・。
およそ2時間後に電気が復旧して、千秋楽のステージを待ちわびた観客のものすごい歓声があがる。
こんなこと、長年ベルリンで活動している演劇人達にとっても初めてのことらしい。
「これが何を意味しているか・・・。四谷怪談がやってきたからだ。」とヨッシがつぶやいた。
..2006年1月2日(月) No.261


あけましておめでとうございます<(_ _)>

今年は、一人静かにお正月を迎えてます。
じっくり充電して、今年も元気に過ごしていきます。
みなさんにとって健康で素敵な実り多き一年でありますように。
本年もどうぞよろしくお願いします!
..2006年1月1日(日) No.260
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